日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、3月15日に『アーヤと魔女』、3月22日に『魔女の宅急便』が放送されることが決定した。
宮﨑駿監督の『君たちはどう生きるか』が、第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされたことで話題のスタジオジブリ。3月16日には、そんなスタジオジブリ作品の世界を表現した公園施設「ジブリパーク」に新エリア「魔女の谷」が開園。3月15日の放送では、ジブリパーク新エリアの最新映像も放送される。
3月15日に放送される『アーヤと魔女』は、宮崎吾朗監督作品。大人顔負けの怖いもの知らずのヒロインが魔女見習いとして奮闘する。
原作は『ハウルの動く城』のダイアナ・ウィン・ジョーンズ。周りの人を思うとおりに操るのが得意な10歳の少女アーヤは「子どもの家」に住んでいたが、ある日怪しげな男女二人組に引き取られる。派手な女、ベラ・ヤーガの正体は魔女だった。アーヤは魔法を教えてもらうことを条件に、「魔女の家」に住むことになるが、なかなか魔法を教えてもらえない。生まれて初めて“思い通りにいかない”壁にぶつかったアーヤは、黒猫の使い魔トーマスとともに反撃を開始する。
本作は、スタジオジブリ初のフル3DCGによるアニメーション作品。劇中に登場する料理は、料理を実際に作り、撮影してデータ化し、3Dモデルを作成。その後ライティングなどで演出し、手描きで加筆して仕上げられた。
ジブリパークの新エリア「魔女の谷」には、アーヤが引き取られることとなる、「魔女の家」が登場。魔女ベラ・ヤーガの作業部屋やアーヤの寝室も展示される予定だ。
第2週に放送される『魔女の宅急便』は、宮﨑駿監督作品。13歳の新米魔女キキが、一人前になるために奮闘する。
魔女は13歳になると修業に出なければならず、キキは黒猫のジジとともに、故郷を離れ知らない街で1年間暮らすことに。パン屋の屋根裏部屋に住まわせてもらい、お店を手伝いながら、自分が唯一使える魔法であるほうきに乗って空を飛ぶ力を使い、「お届け屋さん」を開業。キキはいろいろな経験をしながら、人々とのふれあいの中で成長していく。
ジブリパークの「魔女の谷」には、キキが育った家「オキノ邸」が建てられ、キキの部屋や、母コキリが働く魔女の店が展示される。さらに、キキが住まわせてもらう「グーチョキパン屋」も登場。屋根裏部屋をのぞくことができるほか、実際にパンも買えるようになっている。
そのほか、「魔女の谷」では『ハウルの動く城』の世界を表現した「ハウルの城」や、主人公ソフィーが切り盛りする「ハッタ―帽子店」など、作品の世界観を再現。移動遊園地をイメージし、ジブリ作品のモチーフが飾られたメリーゴーランドやフライングマシンなどの遊具も設置される。
(文=リアルサウンド編集部)