1億1000万円を元金返済へ 今年度3億2000万円の黒字見通しで構成団体融資330億円に充当する見通し 4年連続5回目で返済額は計6億円余に 岩手競馬

岩手県競馬組合は構成団体から受けた330億円の融資に対し、今年度の決算が黒字を見込むことから、1億1000万円を返済する見通しです。今年11月に正式決定すれば、4年連続5回目の返済となります。

県競馬組合によりますと、今年度の決算は3億2000万円の黒字を見込んでいます。去年12月の水沢競馬場で行われたレースの売り上げが好調で、当初計画より2000万円上方修正されました。
岩手競馬は単年度の収支均衡が存廃の条件となっていて、1億円以上の利益が出た場合、1億円の内部留保を除いた額の半分を構成団体(岩手県、奥州市、盛岡市)からの融資合わせて330億円の元金返済に充てるルールがあります。このため今年度分の返済額は1億1000万円となる見通しです。
今年11月の決算認定で返済が正式に決まれば、2020年度分から4年連続となり、初めて返済された2016年度分から通算で5回目です。返済額は今年度分を合わせると、約6億600万円になります。
岩手競馬は来年度、4月7日に水沢競馬場で開幕し、年間130日、約1500レースが行われる予定です。原則日曜と月曜、火曜の開催ですが、試行的に月曜と火曜、水曜の開催も5回予定されています。

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