宮城県立精神医療センターの移転分院案に反対多数 県の精神保健福祉審議会

宮城県が進める仙台医療圏の4病院再編構想について、県立精神医療センターを富谷市に移転し名取市には分院を残す県の案に対し、県の精神保健福祉審議会で反対意見が多数を占めました。

県は15日夜に開いた精神保健福祉審議会で名取市の県立精神医療センターを富谷市に移して110床から145床の規模とし、名取市には25床から60床の分院を残す案を示しました。

これに対し委員からは「現在の利用状況に照らして分院の病床が少な過ぎる」「本院と分院を分けると当直の体制を組むのが難しくなる」などと批判が相次ぎました。
採決の結果、10人が反対し、3人が賛否を保留しました。

県保健福祉部志賀慎治部長「検討途上にある案でございます。これからまだまだ練り上げてブラッシュアップしていく段階にあるものについて、反対だという決を採られたこと率直に残念に思っている」

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