犬が『不快な気持ち』になってしまう飼い主の行動4選 良かれと思ってしたことが逆効果になるかも…

1.常に触ったり、抱っこをする

「可愛いから」「犬は飼い主と触れ合うのが好きだから」といって、常に愛犬の体を触ったり、ずっと抱っこするのはNGです。

犬にもひとりでゆっくりしたい時があるのに、飼い主にずっと触られていてはリラックスすることができず、「鬱陶しいなぁ」と不快な気持ちになってしまいます。

常に飼い主とくっついている犬は分離不安になることもありますので、適度な距離感を持って愛犬と接するようにしましょう。スキンシップを取る時と、ゆっくり愛犬を休ませる時のメリハリをつけるようにしてください。

2.無理やり犬友達を作ろうとする

愛犬に「仲良く遊べる犬友達を作ってあげたい」と思う飼い主さんは多いことでしょう。犬友達ができれば飼い主とは経験できない犬同士ならではの遊び方ができ、社会化やストレスの発散にも役立ちます。

しかし、愛犬が嫌がる素振りを見せているのに他の犬に無理やり引き合わせたり、ドッグランの中に放り込むようなことはしてはいけません。

無理やり仲良くさせようと他の犬に引き合わせても、犬が苦手な愛犬の場合、「どうしてご主人は嫌なことをするんだ!」と思ってしまいます。

愛犬の為だとしても、いきなりや無理やりではなく、他の犬への恐怖心を取り除く段階から少しずつステップアップするべきです。

そして、どうしても怖がってしまうという場合は愛犬のストレスになってしまうため、無理に犬友達を作る必要はないでしょう。

3.写真撮影を長時間行う

犬を飼っていると、「スマホのフォルダが愛犬の写真だらけ」という方が多いと思います。愛犬の可愛い写真はたくさん残しておきたいですし、SNSにオシャレな写真をアップするのが趣味だという方もいるでしょう。

しかし、飼い主の「写真撮影を長時間し続ける行動」は、愛犬を不快な気持ちにしている可能性が高いです。

良い写真を撮りたいからと、色々なポーズを取らされたり、同じ場所でジッとさせられることは犬にとって苦痛になります。「こっち向いて!」「動いちゃダメ!」と飼い主に指示を出されるのにもウンザリしてしまうはずです。

愛犬の写真を撮るときはできるだけ短時間で済ませるようにし、ご褒美をあげるなどして犬の負担を和らげるように心がけましょう。

4.家の中でもオシャレをさせる

近ごろは犬の洋服やファッション小物がとても充実しており、オシャレで可愛らしいデザインの物が多く販売されています。街中で帽子やサングラスをつけた犬を見かけたことがある方もいるでしょう。

お出かけの時やイベントの時にオシャレをさせるのは、愛犬との生活を楽しむ為に素敵なことです。しかし、家にいるときも犬にオシャレをさせる行為は、愛犬の負担になっている場合があります。

装飾の多い服やデザイン性重視の服は着ている犬が不快に感じたり、しめつけや蒸れによって皮膚炎やもつれの原因になることも少なくありません。また、帽子やサングラスなどの小物の長時間におよぶ着用はストレスになる可能性も高いです。

犬自身は「オシャレをしたい」とは思っていないので、飼い主の都合で可愛い服を着せるのはお出かけの時だけにしたほうが良いでしょう。

防寒などの理由で家にいる時にも服を着せたい時には、犬が長時間着ても支障ない服を選ぶようにし、ブラッシングや皮膚のチェックは怠らないようにしてください。

まとめ

犬が不快な気持ちになってしまう飼い主の行動をご紹介しました。あなたの行動に当てはまるものはありましたか?

もし思い当たる項目があれば、すぐにでも改めていきましょう。

飼い主の行動が変われば、それまで「不快な気持ち」だった愛犬も見直してくれるはずですよ。

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