レイズがハロルド・ラミレスとの年俸調停に勝利 年俸は380万ドル

日本時間2月16日、AP通信はレイズがハロルド・ラミレスとの年俸調停に勝利したことを報じた。今季の年俸としてラミレスは430万ドルを希望していたが、球団側は380万ドルを提示。年俸調停の結果、球団側の主張が認められ、ラミレスの今季の年俸は380万ドルに決定した。ラミレスは今季が年俸調停権を取得して2年目のシーズン。ちなみに、昨オフはラミレスが年俸調停に勝利しており、球団側が190万ドルを提示したのに対し、ラミレスが希望した220万ドルが認められた。

現在29歳のラミレスはコロンビア出身の外野手兼指名打者。メジャー5年間で規定打席到達の経験は1度もないが、レイズ移籍1年目の2022年は120試合で打率.300、6本塁打、58打点、3盗塁、OPS.747を記録し、昨季は122試合で打率.313、12本塁打、68打点、5盗塁、OPS.813とさらに数字を伸ばした。左腕にめっぽう強く、昨季は左腕に対して打率.387、4本塁打、OPS.966の好成績をマーク。FAが近付いているため、トレードの噂が絶えないが、現時点では今季もレギュラー格の指名打者として起用される見込みである。

昨オフの年俸調停に勝利した選手のうち、ラミレス、ルイス・アライズ(マーリンズ)、ジェイソン・アダム(レイズ)の3人が「連勝」を目指したものの、いずれも今オフは年俸調停に敗北。AP通信によると、2年連続で年俸調停に勝利した選手は、2017~18年のコリン・マクヒュー(引退)と2018~19年のトレバー・バウアー(現在FA)以降は現れていないという。

今オフはここまで、ラミレスを含めて13人の年俸調停の結果が出ており、選手側が7勝、球団側が6勝。残りはアレック・ボーム(フィリーズ)とタナー・スコット(マーリンズ)の2人だけとなった。ボーム(昨季年俸74万8000ドル)は400万ドルを希望し、球団側は340万ドルを提示。スコット(昨季年俸282万5000ドル)は570万ドルを希望し、球団側は515万ドルを提示している。

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