国宝松江城をのぞむ宿の庭園を手掛けるのは…「高校生」 自ら設計・資材調達も

松江城を望む宿泊施設で、島根県松江市内の高校で庭造りを学んでいる高校生たちが、実習を兼ねて日本庭園風の庭造りに挑戦しました。

松江市にある宿泊施設・サンラポーむらくもに、大きな石や袋を次々運び込む高校生たち。松江農林高校で造園を学ぶ2年生10人あまりが、松江城をのぞむベランダで庭造りの実習をしました。

この施設は市内の公立学校の現場実習に協力していて、今回、コロナ禍で手入れできなかったベランダの庭の改修を松江農林高校に相談し、高校生たちが予算内で設計。資材も調達して、初めての本格的な庭造りに挑みました。

先生に教わりながら庭石を安定させたり、人工芝のシートを敷いたり、作業を進める高校生たち。客室からの見え方にも気を使いながら整えて行きます。

生徒
「良いんじゃない?OK!OKです!」
「学校でも習っていなくてここで初めてやってみるという部分もいろいろあったので、そこが難しかったです。」

高校生たちの手掛けた庭が、宿泊客の心を和ませてくれそうです。

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