【フェブラリーS/枠順】ウィルソンテソーロが“連対率80%”合致 フラットな傾向も複回収値100超えは外枠

フェブラリーステークス2024_枠順

JRAは16日、第41回フェブラリーS(GI、ダ1600m)の枠順を発表した。

東海S2着からGI獲りを目指すオメガギネスは3枠5番、待望のGIタイトルを狙うウィルソンテソーロは7枠14番、昨年の2着馬レッドルゼルは7枠13番から発走する。

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■1枠以外は比較的フラット

過去10年で、1枠が【0.0.0.19】と、いわゆる死に枠。それ以外の枠はすべて複勝率20.0%以上をマークしており、1枠以外に大きな差はない。

オメガギネスが入った3枠は【1.1.2.16】。このうち2番人気以内が【1.1.0.3】で、2番人気以内で見ると、もっとも複勝率が悪く不安定な成績になる。上位人気馬が8勝を挙げる当レースにおいて、人気馬があまり好走していない点を考慮すると、決して「良い枠」とは言えなさそうだ。

複勝回収値が100以上を記録するのが7枠と8枠。いずれも16番人気だったコパノリッキーとケイティブレイブが底上げする形になっているが、5番人気以内が【1.5.0.5】連対率54.5%、複回収値117をマークする。このうち、4角で半分より前にいた馬に限れば【1.4.0.1】連対率83.3%。GIレベルの速い流れでも芝スタートの外枠を活かして先行~中団で競馬ができれば、チャンスがあると見ていい。脚質や人気を考えるとウィルソンテソーロの連対圏内は濃厚かもしれない。

■追い込み馬なら5、6枠

ペースによって台頭する脚質は異なるものの、後方一気が決まるような流れの場合、中団より後ろの差し・追い込み馬にとって好枠となるのが5枠より外の枠。中団以下から競馬をした馬のうち、5~8枠なら【2.6.4.44】、1~4枠なら【1.2.4.45】と明らか。

特に5~6枠は【2.2.4.21】と安定感を見せている。真ん中寄りで揉まれやすい枠でもあり、先行馬や好位に控えたい馬にとってやりづらいが、そのあたりがあまり関係ない馬にとっては外過ぎないのでロスを防ぎつつ、直線に入ってからでも状況判断がしやすい枠と言えそうだ。キングズソードの反発や、タガノビューティーの食い込みにも警戒したい。

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(SPREAD編集部)

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