沼津市議が市の土地を駐車場として貸し出していたとして市が利益の返還を求めている訴訟 市議側は請求の棄却を求め争う姿勢 静岡地裁沼津支部

静岡県沼津市の市議が市の土地を駐車場として貸し出していたとして、市がおよそ200万円の利益の返還を求めている裁判で、市議側は争う姿勢を示しました。

山下富美子沼津市議は、自宅に隣接する土地をおよそ30年前から有料駐車場として貸し出し、利益を得ていました。

これに対し沼津市は、登記簿を調べた結果、車2台分が市の土地と判明したとして、山下市議が得た利益や利子、合わせて
およそ200万円の返還を求めています。

地裁沼津支部で開かれた第一回口頭弁論で、山下市議側は「土地は父が売買によって市から取得している。和解による早期解決を希望する」などと主張し、請求の棄却を求めて争う姿勢を示しました。

山下富美子沼津市議:
「市長はいたずらに市民の血税を使う事ではなくて、公平公正に真摯に、協議していただきたいということをお話しました」

山下市議側は市が和解を希望しない場合は、土地の登記移転を求め反訴する方針だということです。

沼津市側は

一方、沼津市側は。

沼津市建設部 杉山泰彦部長:
「本市につきましては、今後も引き続き裁判の中において訴状の主旨に従った主張を行って参りたいと考えている」

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