原口一博氏、岸田首相に「確定申告の呼びかけを首相が...聞いたことがない」と痛烈批判 なお鳩山政権でも例あり

元総務大臣で立憲民主党所属の衆議院議員・原口一博氏が2024年2月16日、岸田文雄首相が14日の国会で確定申告を呼びかけて批判を浴びた件をめぐり、自身のXで厳しく批判した。

「裏金さておき」がトレンド入りなど波紋

岸田首相は14日の衆院予算委員会の答弁で、16日からの確定申告を前に「法令にのっとり適切に申告、納税を行うようお願いしたい」と語った。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐる集中審議での答弁だったことから、これを報じた記事の見出しの一部「裏金さておき」がトレンド入りするなど批判的な投稿が相次いだ。

原口氏は16日未明、岸田首相の答弁について言及したX投稿を引用し「確定申告の呼びかけを首相がするなど寡聞にして聞いたことがない」と痛烈に批判した。

フォロワーからは、「他にすること、発信することあると思います。本当に、心が無いですね」「おっしゃる通りです。まさに厚顔無恥という言葉が当てはまります」などと賛同の声が相次いで寄せられた。

一方で、「政治資金だ裏金だと言いたいことはあるかもしれませんが、だから税金払わなくていいというのは違うでしょう」「確定申告の呼びかけを首相がしたらダメなの?」などとする指摘もある。

なお、原口氏が閣僚を務めた鳩山由紀夫政権時代の2010年2月に、当時の鳩山首相がやはり偽装献金問題についての追及に答える形で「本日から所得税の確定申告がスタートするに当たり、(中略)ぜひとも適正な納税を心からお願いしたい」と呼びかけている。

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