英下院補選、与党保守党が地盤2選挙区で敗北 総選挙控え打撃

Elizabeth Piper

[ロンドン 16日 ロイター] - 英与党・保守党は、16日に行われた下院補欠選挙で地盤としていた2つの選挙区で敗北した。今年行われる総選挙を前に保守党への大きな打撃となった。

最大野党・労働党候補は、イングランド中部にあるウェリングボローの選挙区とイングランド南西部のキングスウッドの選挙区で保守党候補に勝利した。

保守党は2019年の前回総選挙以降に実施された21回の補欠選挙で4回しか勝利していない。

労働党のスターマー党首は「保守党の牙城で勝利したことで、われわれは労働党が労働者のために復活したと自信を持って言うことができる」と強調した。

保守党のホールデン幹事長はタイムズラジオに対し「私たちが目にしているのは(保守党から)労働党への大きな転換ではなく、保守党の支持者が積極的に政府を支える気がないということだろう」と分析した。

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