那須烏山の大桶運動公園、駐車場修繕 市、新年度は管理棟改修

区画や区画同士の間隔が広がった新しい駐車場

 【那須烏山】老朽化が進んでいた大桶(おおけ)運動公園駐車場の修繕がこのほど、完了した。市は新年度、同じく老朽化している管理棟を改修し、施設の長寿命化を図る考え。

 同公園は1997年3月に開園。同時に整備された駐車場は、今回の修繕まで手つかずの状態で、路面には凹凸があり、駐車区画が狭かった。2021年に着工し、地盤強化の必要性などがあり、本年度まで期間を要した。

 北と南側のエリアを新たに駐車場としたことで、8223平方メートルに拡大。普通車の駐車可能台数はリニューアル前と同程度の227台だが、1台当たりの区画が広がり、ワンボックスカーも収まるようになった。区画同士の間隔は15センチから50センチとした。身体障害者用駐車スペース6台分を新設した。

 管理棟は雨漏りが頻繁に発生しており、市は新年度当初予算案に屋根や外壁などの改修費5600万円を盛り込んでいる。川俣純子(かわまたじゅんこ)市長は今後の整備方針について「大桶運動公園だけでなく緑地運動公園なども老朽化している。今後、市内全体の運動公園の在り方を検討していく」としている。

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