『ハンテッド 狩られる夜』70年代風特別ビジュアル公開 清水崇、戸塚純貴らのコメントも

2月23日に公開されるサバイバルスリラー『ハンテッド 狩られる夜』より、“70年代風特別ビジュアル”と著名人が寄せた絶賛コメントが公開された。

本作は、スペインのインディーズスリラー映画『シャドウ・スナイパー』を原案としたサバイバルスリラー。孤立無援のガソリンスタンドでスナイパーにひたすら狙われ続けるという設定を活かしながら、コロナ禍後のアメリカ社会を舞台にすることでアメリカ社会の“今”を物語に反映させた。『ハイテンション』や『ヒルズ・ハブ・アイズ』などのアレクサンドル・アジャが製作を務め、アジャの盟友であり、80年代のカルトホラーのリメイク『マニアック』を手がけたフランク・カルフンが監督を務めた。

製薬会社フィンザーでSNSマーケティングを担当するアリス(カミーユ・ロウ)は、不倫相手の同僚との密会後、夫の元へと深夜に家路を急いでいた。道中人里離れたガソリンスタンドに立ち寄ったが店内に従業員の姿はない。仕方なく店を出ようとしたその時、突然どこからか銃弾が飛んできて腕を負傷、スマートフォンも撃ち壊されてしまう。彼女が戻らないのを心配し、店内に入ってきた不倫相手も射殺され、パニックに陥るアリス。なぜ彼女は狙われるのか。助けを呼ぶ手段もない、逃げ場もない絶体絶命の状況の中、目的の分からない残虐無比なスナイパーとの悪夢のような一夜が幕を開ける。

公開となった特別ビジュアルは、レトロな赤で染められた主人公アリスの表情とインパクトのある銃痕が印象的なデザインに。デザインを手がけたコンビーフ太郎は「この作品特有の、夜の帳が重々しくのしかかる、窒息しそうな緊張感。また同時に、ある種の『ジャンル感』を醸し出してくる佇まいを目指しました。あの全身が強張る嫌な空気を、ぜひ感じてもらえればと思います」とコメント。また、公開初日の2月23日より、全国の上映劇場(※一部劇場を除く)にて、この特別ビジュアルを使用したチラシが入場者プレゼントとして配布される。

さらに、本作をいち早く鑑賞した各界著名人より絶賛コメントが到着。映画監督の清水崇、俳優の戸塚純貴、映画感想屋声優の野水伊織、GANG PARADEのテラシマユウカらがコメントを寄せている。

著名人コメント
●清水崇(映画監督)
人の死は、いつでも、どこでも、あっけらかんと訪れる。
神などいないのかもしれない。
こんな世/夜に、何をすべきか?人は子孫を残していいのか?
差別、偏見、思想、エゴ、不正、偽善、忖度、浮気、……
“姿無き世の無常”を凝縮し、象徴した “姿無き夜の無情”。
…この一夜こそ、神が戯れるゲームかもしれない。
朝を迎える時、あなたは何を思うか?

●戸塚純貴(俳優)
追われるより、狙われる怖さ
アイデンティティを認識する怖さ
ホラー映画の真髄を極める。
ガソリンスタンドをよく利用する私は後ろを振り返る。

●野水伊織(映画感想屋声優)
ちょっとでも頭を出したら撃たれる、当たり判定が超シビアなスニーキングミッション。
饒舌な犯人に煽られるも身動き出来ない状況は、緊迫感MAXで思わず肩に力が入る。
ソリッドシチュエーションの新たな可能性を垣間見た!

●テラシマユウカ(GANG PARADE)
夜明けは来るのだろうか。
覚めることのない悪夢の様な
永遠に続く緊迫感に胃の痛みを抱えながら、
シンプルと多様のバランスに感心がとまらない。

●皆口大地(『ゾゾゾ』『フェイクドキュメンタリーQ』)
夜の静寂とその闇に見え隠れする怒りと狂気。極度の緊張と絶望が観ている者を離さない。

●Franz K Endo(アニメーター・映像作家)
ステレオタイプの福袋。煮え切らない作品が好きな人にはおすすめです!

(文=リアルサウンド編集部)

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