マカオ、春節GW6日目までの累計インバウンド旅客数が100万人突破…単日平均17.9万人

春節ゴールデンウィークに大勢の旅客で賑わうマカオの世界遺産・セナド広場周辺(写真:MGTO)

 中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

 今年(2024年)の春節GWは2月10日〜17日の8日間。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が2月16日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、春節GW6日目(2月15日)のインバウンド旅客数は17万7055人だったとのこと。前年同日との比較では156.1%増。

 このうち、中国本土からの旅客が全体の82.2%を占める14万5460人、香港からの旅客が14.1%の2万4968人で、それぞれ前年同日から234.3%、5.0%増。

 6日目までの累計では、総インバウンド旅客数が107万6091人、単日平均が前年同時期から178.8%増の17万9348人に。全体に占める中国本土旅客の割合は77.1%、香港旅客は17.7%。

 MGTOは連休8日間の総インバウンド旅客数を96万人(延べ、以下同)、単日平均12万人とする事前予測を示していたが、6日目終了時点でこれを上回った。

 今回の春節GWにおけるインバウンド旅客の入境のピークは事前予測通り3日目(2月12日)で、単日のインバウンド旅客数は昨年の大晦日(17万4930人)以来およそ2ヶ月半ぶりに新型コロナの影響が生じた2020年2月以降の単日最多、さらに統計史上2番目となる21万7541人に上った(最高記録は2019年2月7日の22万6874人)。

 参考までに、昨年秋の国慶節GW(8日間)の総インバウンド旅客数は93万2365人、単日平均11万6546人。今回の春節GWも残り2日間となったが、GW期間中で二度目となるパレード(17日夜)や花火大会(16日夜)の開催も予定されており、最終的にどこまで数字を伸ばすかが注目される。

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