川崎F・鬼木監督、神戸戦はACLから大幅なメンバー変更を明言 リーグ開幕前の厳しい日程「スタートから総力戦に」

2月17日(土)に国立競技場で開催される「FUJIFILM SUPER CUP 2024」に向けて、川崎フロンターレの鬼木達監督が大会前日オンライン記者会見に出席した。

昨年の天皇杯王者である川崎フロンターレは、前年度J1リーグ王者である神戸と同大会で対戦する。試合に向けて、鬼木監督は「Jリーグ開幕まで1週間なので、(その準備に)相応しい試合をしたいと思う」と語り、「すでに自分たちはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で公式戦が始まっているが、タイトル獲得がかかった試合になるので、サポーターを含めて一丸となって戦いたい」と意気込みを語った。

川崎Fは2月13日にアウェイ(中国)でACLラウンド16 1stレグ 山東泰山戦(3-2で川崎Fが勝利)を戦い、そこから中3日で2月17日の神戸戦に臨む。そして、神戸戦から中2日、2月20日にACLラウンド16 2ndレグで山東泰山と再び戦い、そこから中3日で、2月24日のJリーグ開幕戦を迎える。

シーズン開始早々からタイトなスケジュールで連戦が組まれていることについて、鬼木監督は「メリットとしては、多くの選手がこの日程のなかで戦っていかないといけないので、スタートから始まったな(という感覚を得られる)。ACL、FUJIFILM SUPER CUP 2024と、真剣勝負の場で戦えるのはメリットだと思う。その裏返しにはなるが、開幕前に3連戦を戦うことになるので、自分たちがコントロールをしないとケガにもつながるし、見極めは慎重にやらないといけないと思っている」とコメントし、選手起用に関しては、「(ローテーションを)大幅に考えている。ACLは移動も内容もハードだったので、ケアしなければいけない選手も出ている。スタートから総力戦になっていると思う」と、メンバーの大幅な入れ替えを明言した。

コンディション面に不安を抱える選手もいるが、川崎Fはシーズンオフに、エリソン、丸山祐市、山本悠樹、三浦颯太、ファンウェルメスケルケン際ら即戦力を獲得しており、選手層は決して薄くない。鬼木監督も「ACLでは新加入選手が活躍してくれたし、(FUJIFILM SUPER CUP 2024では)新しい選手が公式戦のなかで、自分のプレーを出せるのかを確認したい。真剣勝負のなかで、まず個を出してもらって、それを自分がチームに還元できるように見極めていきたい」とポジティブに語り、「(サポーターには)多くの選手とスタッフが入れ替わっているので、いろいろな選手を見て欲しい」と自信をのぞかせていた。

「FUJIFILM SUPER CUP 2024」は国立競技場にて、2月17日(土)13時35分キックオフ予定。同試合の前には「NEXT GENERATION MATCH」として、ヴィッセル神戸U-18vs日本高校サッカー選抜の試合が10時15分から開始される予定となっている。

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