兵庫県教育委員会は2024年2月15日、2024年度（令和6年度）兵庫県公立高等学校入学者選抜の推薦入学等と多部制I期試験の受検状況を公表した。推薦入学は9,680人が受検し、受検倍率は1.28倍。学校・学科別では市尼崎双星（商業）2.55倍がもっとも高かった。
2024年度兵庫県公立高等学校入学者選抜における推薦入学・特色選抜・連携型入学者選抜・外国人生徒にかかわる特別枠選抜・多部制I期試験は、2月6日に出願を締め切り、2月15日に適性検査や面接等を実施した。なお、宝塚北（演劇）は16日のみ、西宮（音楽）15日と16日の2日間で実施する。
推薦入学（専門学科・コース・単位制・連携型入学者選抜）は94校165学科・コース等で実施され、推薦定員7,540人に対して9,693人が志願。2月15日の受検当日は13人が欠席し、受検者数は9,680人、受検倍率は1.28倍となった。
受検倍率が上位の学科をみると、専門学科は市尼崎双星（商業学）2.55倍、市西宮（グローバル・サイエンス）2.48倍、市伊丹（商業）2.45倍、神戸（総合理学）2.43倍、御影（文理探究）2.35倍、農業（動物科学）2.35倍、西脇（生活情報）2.35倍。コースは、国際文化系が市伊丹1.15倍、自然科学系が市西宮東1.93倍、総合人間系が市西宮東1.78倍。単位制は、普通科が尼崎稲園2.21倍、西宮1.76倍、姫路東1.54倍。総合学科が武庫荘総合1.56倍、太子1.42倍、市須磨翔風1.41倍、伊丹北1.41倍などの倍率が高かった。
このほか、推薦入学（専門学科）の受検倍率は、宝塚北（グローバルサイエンス）1.68倍、加古川東（理数）1.60倍、姫路西（国際理学）1.90倍など。新設学科では、御影（文理探究）2.35倍、姫路飾西（STEAM探究・単）2.20倍などが高倍率となった。
特色選抜は57校57学科で実施され、選抜定員1,614人に対して1,897人が志願。2月15日の受検当日は6人が欠席し、受検者数は1,891人、受検倍率は1.17倍だった。
特色選抜の受検倍率は、夢野台2.03倍がもっとも高く、ついで姫路別所1.94倍、市尼崎1.89倍、明石西1.73倍、東播磨1.70倍。そのほか、長田1.60倍、市西宮1.30倍、星陵1.05倍、北摂三田1.03倍など。
多部制I期試験は4校で実施され、募集定員584人に対して621人が志願。2月15日の受検当日は8人が欠席し、受検者数は613人、受検倍率は1.05倍。各校の受験倍率は、西宮香風が普通1部1.85倍、普通2部1.53倍、阪神昆陽が普通1部1.48倍、普通2部0.93倍、西脇北が普通1部0.88倍、普通2部0.96倍など。
推薦入学・特色選抜・連携型入学者選抜・外国人生徒にかかわる特別枠選抜・多部制I期試験の合格者発表は2月20日。今後、一般入試では出願を2月22日・26日・27日、志願変更を2月28日・29日・3月1日に受け付ける。学力検査は3月12日、総合学科の実技検査は3月13日、合格発表は3月19日に行われる。
川端珠紀
