八幡平にバイオマス発電所 木材専焼、2027年稼働目指す

 八幡平市の八幡平ネクストエナジー(資本金2千万円、遠藤忠寿社長)は、同市大更(おおぶけ)にバイオマス発電所を建設する。岩手県内の原木や木質チップを燃料とし、発電出力は木材専焼の発電所としては県内最大規模の7100キロワット。7月に着工し、2027年1月の稼働を目指す。地元を中心に30人程度の雇用も見込む。

 同社は、同市の総合建設業遠忠と村上林業が共同出資し、22年に設立した。発電所の建設予定地は、盛岡北部工業団地北東にある敷地面積約6ヘクタールの遠忠所有地。木質チップの製造工場を併設し、約3万平方メートルの貯木場も設ける。製造工場は八幡平ネクストエナジーの子会社として同年に設立した八幡平グリーンパワーが運営する。

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