静岡・湖西市の浜名湖畔で男子高校生が遺体で見つかった殺人事件で、男子高校生の足取りが少しずつ分かってきました。行方不明になる前に訪れていた友人宅とみられるアパートでは、16日、警察が室内を調べていました。
連日続く、警察による遺体発見現場の捜査。
（提坂 貴文 カメラマン）
「午前９時ごろです。捜査員の車両が規制線の中へ入っていきました」
遺体がみつかってから１週間。徐々に男子高校生の足取りがわかってきました。
この事件は2月9日、湖西市新居町の浜名湖畔で、袋井市の中国籍で17歳の高校２年生の男子が遺体が見つかったものです。
司法解剖の結果、男子高校生の死因は溺死で、死後１週間ほど経過し、遺体には殴られた痕とみられる複数のあざがあったということです。
男子高校生が亡くなる1週間ほど前にあったという知人は―
（男子高校生の知人）
「色んな話を聞いている限りでも、地元の友達もいれば、ボクシングの知り合いとか、仕事の話とか、そういうので色々とつながってたりとか」
Ｑトラブルとか思い悩んでいる様子は？
（男子高校生の知人）
「全くないですね本当に、人生よくも悪くも、人生楽しそうだし。楽しそうに人生歩んでいて、やりたい事ちゃんと出来ているし、ちゃんと仕事とプライベートの両立をしていて」
男子高校生は、2月４日の夜に自宅を出た後、翌日の５日未明に浜松市内の友人の家で複数人でいたことが確認されていますが、その後、行方不明となりました。男子高校生の身に何があったのか、私たちは、行方不明となる数時間前に浜松市内で男子高校生に偶然会ったという知人に話を聞くことができました
（男子高校生の知人）
Ｑいつ男子高校生に会った？
「２月４日の１０時前ですね」「自分は友人といて、たまたまそこ（有楽街）にいたので声をかけた感じです」「学校の友達がその時一緒にいたのと、後は自分初対面です」
Ｑ年代は？
「年代は多分１０…男子高校生と同じくらい」
Ｑ特に変わった様子はなかった？
「そうですね」「楽しそうでしたね」
知人によりますと、男子高校生は、行方不明となる数時間前の４日夜に、浜松市内の繁華街で同年代くらいの男女数人で 飲食をしていたといいます。このあとの5日未明に、浜松市内の友人の家で複数人でいたことが確認されていますが、その友人宅があるとみられる浜松市内のアパートでは、16日、警察が室内などを調べていました。近くに住む人は警察から話を聞かれたといいます。
（近所の人）
「（警察から）2月3日だか4日だかの夜中の２時くらいに声を聞
きましたか？叫び声か何かそういう（ことを聞かれた）」
関係者によると、男子高校生、は友人宅で友人のバイクを転倒させるトラブルが確認されています。トラブルの後、男子高校生は「1人で家を出た」と話している友人もいるということです。また、アパートの近くに住む人によると、駐車場の手前には黒いオートバイが2～3間前から置いてあったといいます。警察はバイクをめぐるトラブルと事件との関連を慎重に捜査しています。
