無形文化遺産「駱山大竜」が農村振興を後押し 中国江蘇省南京市

無形文化遺産「駱山大竜」が農村振興を後押し 中国江蘇省南京市

14日、南京市駱山村で準備作業をする駱山大竜の出演者。(南京=新華社配信)

 【新華社南京2月16日】中国江蘇省南京市駱山村では今年の春節連休期間(2月10~17日)、地元の民俗文化イベント「駱山大竜」のパフォーマンスが披露され、多くの村民や観光客の目をくぎ付けにした。

 明朝末期から清朝初期にかけて始まった駱山大竜は、既に400年余りの歴史を持ち、国家級無形文化遺産リストに登録されている。大竜は100メートル近くの長さがあり、竜舞の担ぎ手は100人以上で、壮観な竜舞ショーを見せる。

無形文化遺産「駱山大竜」が農村振興を後押し 中国江蘇省南京市

14日、南京市駱山村。(南京=新華社配信)

 大竜は、駱山村が文化観光資源を整理統合して「網紅(ネットインフルエンサー)村」を建設するのも後押ししている。地元では駱山大竜文化フェスティバルなどを契機として、歴史ある村の民宿、花火のキャンプ、無形文化遺産の伝統などの文化観光プロジェクトを導入し、観光客数は年々増加している。

 地方の特色ある文化観光産業などのけん引の下、村全体の経済収入は2021年と比べて25.8%成長した。ここ3年、村民1人当たりの平均収入は毎年7%以上伸びている。(記者/何磊静)

無形文化遺産「駱山大竜」が農村振興を後押し 中国江蘇省南京市

14日、南京市駱山村で会場に入場する駱山大竜ショーの出演者。(南京=新華社配信)

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14日、南京市駱山村で行われた駱山大竜の竜舞パフォーマンス。(南京=新華社配信)

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14日、南京市駱山村で夜に行われた駱山大竜の竜舞ショー。(南京=新華社配信)

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