ピアノ教室に通う男子中学生を殴り結束バンドで両手足を縛る 重要参考人の男を逮捕致傷容疑で再逮捕 女性教師は首切られ死亡

愛媛県今治市の住宅でピアノ教師の女性が殺害された事件で、警察は16日、重要参考人の男を、ピアノ教室に通う男子中学生に対する逮捕致傷の疑いで再逮捕しました。

この事件は1月26日、今治市松本町に住むピアノ教師の冨田小雪さん(当時64)が、自宅で首を切られ殺害されたものです。

警察は翌27日に事件の発覚後、行方が分からなくなっていた冨田さんの次女を暴行した疑いで、西条市樋之口の無職・榊原正道容疑者(34)を逮捕・送検し、殺人事件の重要参考人として捜査していました。

暴行については16日、処分保留で釈放となりましたが、警察はピアノ教室に訪れた男子中学生の胸を殴ったうえ、両手足を縛るなどして10日間のケガをさせた逮捕致傷の疑いで再逮捕しました。

捜査関係者によりますと、男子中学生は結束バンドで縛られていたということです。

また、中学生がピアノ教室を訪れた時には、既に冨田さんは殺害されていたとみられています。

調べに対し榊原容疑者は黙秘しているということで、警察は引き続き殺人事件の重要参考人として捜査する方針です。

【事件の経緯】
・1月26日午後6時すぎ、ピアノ教師の冨田小雪さんが首を切られ倒れているのが発見される。冨田さんはその後、死亡確認

・同居する冨田さんの次女の行方が一時わからなくなる。1月27日午後8時ごろ、隣接する西条市内で次女を無事保護

・1月27日午後11時ごろ、冨田さんの次女に対する暴行の疑いで、榊原容疑者を西条市内で逮捕

・2月8日、松山地裁が勾留期限を2月16日までとすることを認める

・2月16日、男子中学生への逮捕致傷容疑で再逮捕。暴行容疑については処分保留で釈放

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