船の製造や修理、漁業の復興支える松川浦唯一の「造船所」全焼 約7時間半後に鎮火 福島・相馬市

16日未明、福島県相馬市の松川浦にある造船所から火が出て全焼しました。この造船所は、地域に唯一ある造船所で漁業の復興を支える存在でした。

火災発生直後のTUFの情報カメラの映像をみると、画面の下から煙が立ちのぼっているのがわかります。

消防などによりますと、16日午前2時半すぎ、相馬市尾浜の松川造船から火が出て、警備会社が警察に通報しました。

火はおよそ7時間半後の午前10時前に消し止められましたが、造船所を全焼するなど3棟を焼きました。造船所は当時、無人でけが人はいませんでした。

造船所は松川浦地区で唯一の造船施設で、震災の津波の被害から8か月で復活し、漁業の復興を支える船を作り、修理や手入れも担ってきました。それだけに、復興を目指す地域の漁業への影響が心配されています。

警察と消防では造船所から火が出た原因を調べています。

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