【推しの子】原作者・赤坂アカ氏、ドラマ化について「今のご時世、やめておきましょうか」具体的話を避ける

人気漫画「【推しの子】」原作者の赤坂アカ氏が16日、京都市の京都精華大学で開催されたトークイベント「赤坂アカに語らせたい」に登壇。アニメ化の裏話や製作現場への関わり方を明かした。

赤坂氏は2019年に「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」で初めてアニメ化を経験。当時「編集長が『大事な話がある』と銀座のフグ屋に連れてってくれて」アニメ化を伝えられたという。ただ、それ以前から「もしアニメ化するとしたら条件がどうのこうのというお伺いがあるんですよ」と予兆があったため「このタイミングで編集長に呼ばれたってことは(アニメ化が)決まったのかっていう感じ」と意外にも冷静。その代わり「徐々に盛り上がってくる感じ。すごい長い間ニマニマできます、100%嬉しいですから」と喜びを振り返った。

2023年には作画の横槍メンゴ氏とタッグを組んだ漫画「【推しの子】」もアニメ化され、社会現象に。一方で24年冬にAmazon Prime Videoで実写映像作品の公開も控えるなど、メディアミックスの機会も多い。

アニメの制作過程には「関われるところは全部関わりたい」という赤坂氏はアフレコにも毎週参加する方針。「声優さんに言い回しを『ここはこうしてください』」と要望を出すこともあるという。アニメ作品は要望や意見を「結構言いやすいんですよ」と評価した一方で、ドラマ化の裏側については「今のご時世、やめておきましょうか」と苦笑いで明言を避けた。

(よろず~ニュース・藤丸 紘生)

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