【重版情報】仏教好きヤンキーと真面目住職の対話で仏の教えが学べる? 異色漫画『ヤンキーと住職』が話題

現役の浄土真宗本願寺派僧侶にして漫画家の近藤丸がSNSで発表し話題を呼んだ漫画『ヤンキーと住職』の重版(4刷)が決定した。

なんとなく堅苦しいイメージがありがちな仏の教えを、仏教大好きヤンキーと頭でっかちな住職という対照的なキャラクターのやり取りを通じて学べる本作。構成がユニークだとSNSでも話題を呼んでいる。

例えば「縁起(えんぎ)」の回では、雪なんていらないと腹を立てるヤンキーに対し、住職が「すべての物事は関係性によって成り立つ(因縁生起)」と説き、雪の存在の大切さを説明。難解な仏教用語の成り立ちやおおよその概念が、エピソードを通じて理解できる作品だ。

■著者プロフィール
近藤丸:1984年富山県生まれ。浄土真宗本願寺派僧侶、漫画家。浄土真宗本願寺派高岡教区真光寺衆徒。龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了(真宗学)。京都女子中学校・高等学校講師(宗教科)。浄土真宗の学校で仏教の教員として勤務。漫画家・イラストレーターとしても活動している。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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