インスタグラムで知り合った女性から嘘の投資話を持ち掛けられ… 被害者が語る手口 「投資を止めたら資金を凍結する」

SNSを利用して投資話を持ちかけ、現金をだまし取る詐欺被害が岐阜県内で急増していて、警察が注意を呼び掛けています。

(投資詐欺にあった男性)
「今これだけ利益が出ていると見られるようになっていた。後から考えれば全部、架空だったんですけど」

岐阜県在住の50代の男性。去年10月ごろ、インスタグラムを通じて知り合った女性から「外国の証券会社で取り扱うFX投資」という名目で、嘘の投資話を持ち掛けられ、詐欺にあいました。

(投資詐欺にあった男性)
「今から解約はできません。もし金が入らなければ全ての資金を凍結するという案内が来た。凍結されたら困るという不安が大きかった」

男性はその後、女性とラインを通じてやり取りする中で不信感を抱いたものの、「投資を止めたら資金を凍結する」と案内されて不安になり、2か月間であわせて約2940万円を7回にわたって振り込みました。

岐阜県警によりますと、SNSを利用して投資名目で現金をだまし取る手口の詐欺の件数は年々増えていて、去年は123件、被害額は約13億8800万円に及びます。

県警は「面識のない人から投資の話が出たら詐欺を疑い、家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けています。

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