<辛いなあ><きついなあ>と思ったとき、誰かに話したくなることってありますよね。しかし、そこで《私の方が大変》なんて言われると、萎えてしまうことも。今回は、そんな【大変アピール】してくるモラハラ夫について、筆者の友人から聞いたお話です。
外面が良い<モラハラ夫>がいる妻
私の夫は、典型的な<モラハラ夫>。
家ではふんぞり返って王様気取りしています。
しかも二重人格のような外面の良さで、私も妊娠をきっかけに結婚するまではまったく気づかないほど。
そのため夫のことを相談しても
「あんな良い人の悪口なんて言わないの」
「気持ちが離れちゃうわよ?」
と、家族はまったく信じてくれませんでした。
出産後、妻にばかり負担がのしかかるように
そのうち<私がおかしいのかも>と思うように。
娘が産まれても、夫はモラハラ言動ばかりだったからです。
「料理の品数少ないだろ」
「泣かせるなよかわいそうだ」
「もっと女らしく気をつけろよ」
文句ばかりで、自分はちっとも動こうとしません。
結局、私がフルタイムで働きながら子育ても家事も1人で担うようになっていました。
愚痴を漏らすと<大変アピール>してくる夫
しまいには、<俺の方が大変>アピールをしてくる始末。
「はあ、今日は疲れたなあ」
と呟くと、その何倍もの勢いで返ってくるのです。
「俺の方がきつかった」
「俺の方が毎日頑張ってる」
「俺の方が疲れてる」
私は少しでも労ってほしかっただけなのに......。
<会話しても無駄>と思うようになり、どんどん夫婦で話す時間もなくなっていきました。
娘のおかげでスカッとモラハラ夫を成敗!
そんな毎日を送っていましたが、あるとき急展開が!
娘が5歳の誕生日、娘溺愛の夫の要望で盛大なパーティー料理を用意した私。
全部作り終えて<ふう>とため息をつくと、またも夫の<俺の方が大変>アピールが。
鬱陶しく感じつつ、適当に相槌を打っていたのですが......。
「パパはおうちで何もしてない」
「寝てただけなのに何に疲れたの?」
なんと、娘がズバッと言い返してくれたのです!
何も言い返せず唖然とする夫に
「ママはいつもがんばってる!」
「ママだーいすき♡」
と、追撃する娘。
娘はよく見てくれていたんだなあと、ついつい号泣してしまいました。
一連の流れで反省したのか、夫は少しずつ家事を手伝ってくれるように。
今では、一通りの家事をはできるまで成長しています。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい