河瀬直美さんが監修 女性の若手監督が映画を製作

映画監督の河瀬直美さんが監修し、若手の女性監督が映画を製作するプロジェクトが天理市内で行われています。

このプロジェクトは、河瀬さんがエグゼクティブプロデューサーを務める「なら国際映画祭」の企画として、若手の映画監督を応援し、世界へつなごうと行われているものです。天理市内では2月14日から撮影が始まり、16日は、天理大学のキャンパス内を試験会場に見立てたシーンが収録されました。勉強や将来に悩む女子高校生が主人公という短編作品。監督を務めるのは、20歳で、アムステルダム大学に在学するミラー怜さんです。

若手の育成をテーマにした「なら国際映画祭」のユースシネマプロジェクトを卒業し、作品をコンペに応募して採用されたといいます。プロのスタッフとともに臨む実践的な映画製作の現場。河瀬さんは監修と撮影を担当し、裏から、時には表に立って若い監督を支えます。また、教壇には天理市の並河市長の姿もありました。試験監督の役で出演しています。

天理市 並河市長

「演技はやったことがないですからね。今回、デビューの監督さんと主演の女優さんですから、まちとしてもしっかり応援していきたいと思います。」

若手の監督が経験を積むことと、奈良の魅力発信をテーマに製作されるこの作品は、2024年9月に開催予定の「なら国際映画祭」本祭でプレミアム上映されるほか、国内外の映画祭にも出品される予定です。

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