アジア杯予選を控える“ホーバスジャパン”が再始動…パリ五輪の目標は「2次ラウンド進出」

2月16日、男子日本代表(FIBAランキング26位)のメディアデーが行われた。

日本代表は「FIBAアジアカップ2025予選」Window1に向けて、12日より合宿をスタート。コンディション不良と発表された原修太(千葉ジェッツ)、吉井裕鷹(アルバルク東京)、赤穂雷太(秋田ノーザンハピネッツ)の3名を除き、比江島慎(宇都宮ブレックス)、富樫勇樹(千葉J)、ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)といった「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の中心選手をはじめ、ジョシュ・ハレルソン(佐賀バルーナーズ)と阿部諒(仙台89ERS)の初選出メンバーを含めた17名が参加した。

メディアデーでは練習後のシューティングを中心に公開。練習後のメディア取材に応じたトム・ホーバスヘッドコーチは「みんなが同じ船に乗った。パリで試合をしたい。2次ラウンド(決勝トーナメント)にいきたい」と、「2024年パリオリンピック」の目標を予選リーグ突破に設定した。

ワールドカップからスタイルを変えないようで、合宿では「足りないこと、もっとできること」を突き詰めていくという。Window1では22日にグアム代表(同76位)、25日に中国代表(同29位)と対戦する。2試合に向けて「いろいろやってみたい」と述べ、今村佳太(琉球ゴールデンキングス)や金近廉(千葉J)、ハレルソンの名前も挙げつつ、「15人以上はない。見たい選手はいる」とコメントした。

日本代表に初選出されたジョシュ・ハレルソン [写真]=バスケットボールキング

また、代表初選出の阿部については、リーグ戦で1試合平均14.5得点4.8アシストを記録するオフェンス面に注目。「(これまでの)2番(シューティングガード)はスコアだけど、いろいろできる」と評価した。

八村塁(ロサンゼルス・レイカーズ)についても言及。オリンピック出場についてコメントしたことを問われると、「うれしい。彼はトップレベルの選手。(出場すれば)リバウンドが強くなるし、トランジションもできる。チームにフィットすると思う」と期待を寄せ、5番(センター)にホーキンソン、4番(パワーフォワード)に八村、3番(スモールフォワード)に渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)を並べたラインナップの構想も明かした。

取材に応じた富樫は「ワールドカップを終えてすごく時間が空いたので、(ホーバスHCのバスケットを)思い出すためにいい練習ができています」と口にし、ワールドカップのアジア予選で敗れた中国との対戦に向けて「リベンジしたいです」と意気込んだ。

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