岡山県立高 4909人の合格内定 一般募集枠は5750人に確定

 岡山県教委は16日、県内の公立高48校で今月行った2024年度特別入試などの合格内定者数と、3月に実施する一般入試の募集人員を発表した。県立全日制では総定員1万660人のうち、内部進学などを含めて4909人の合格が内定。一部学校での定員調整を踏まえ一般入試の募集枠は5750人に確定した。

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 県立全日制では全50校中42校が今月7、8日に特別入試を実施した。6801人が受験し、合格内定者は4592人。平均競争率は前年度と同じ1.48倍だった。特別入試以外の合格内定者は計317人で、中高一貫校(操山、天城、津山)の内部進学306人、勝山蒜山校地と真庭市立蒜山中の「連携型中高一貫教育」の入試6人など。

 一般、特別入試の募集枠とは別に県外生徒向けの全国募集は11校が募り、8校で30人が受験した結果、25人の合格が内定した。

 今春卒業見込みの中学生を対象とした県教委の調査によると、県立全日制への進学希望者は1万1152人。内定者を除くと一般入試の志願者は6243人と推計され、平均競争率は1.09倍と前年同期(1.11倍)を下回る見通し。

 天城と津山の各理数科、玉野光南体育科、井原地域生活科は特別入試で全員を選抜したため、一般入試では募集しない。

 一般入試の出願は21~26日(23~25日を除く)に各校で受け付ける。試験は3月7、8日で、合格発表は同18日。病気欠席者らを対象にした追試も同日に行われる。

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