東京国立博物館「博物館でお花見を」桜モチーフの絵画や工芸品、振袖など展示 - 桜を眺める庭園散策も

東京国立博物館では、桜をモチーフにした日本の美術品を展示する企画「博物館でお花見を」を、2024年3月12日(火)から4月7日(日)までの期間で開催する。

「桜」モチーフの日本美術品を展示

東京国立博物館の「博物館でお花見を」は、桜をモチーフとした絵画や陶磁器、きもの、工芸などを集めた春の恒例企画。歴史ある日本美術品を鑑賞しながら、春の訪れを感じられる展示となっている。

桜の花と花弁を描いた香箱

たとえば、香道に使う道具を入れる“香箱”に桜を描いた《桜蒔絵十種香箱》は、金色や銀色などの荘厳なカラーで桜を表現。全体には黒漆塗りがほどこされ、様々な形の桜があでやかに映えるデザインになっている。

枝垂桜を友禅染で表現した振袖

また、枝垂桜の模様を肩にかかるようにして表現した振袖にも注目。江戸時代の振袖で、当時発達していた友禅染によって、華やかな桜の姿を描き出している。

夜桜を鍋島焼で描いた皿

そのほかにも、夜桜を描いた鍋島焼の組皿や、花見をする女性たちを描いた鳥文斎栄之筆の浮世絵《金龍山桜花見》など、桜をモチーフに取り入れた歴史ある日本美術品の数々が展示される。

庭園では10種類以上の桜も

さらに東京国立博物館の本館北側に広がる庭園では、ソメイヨシノをはじめとした開花時期の異なる約10種類の桜がお目見え。ゆったりと園内を散策しながら桜鑑賞を楽しむことができる。

開催概要

「博物館でお花見を」
会期:2024年3月12日(火)~4月7日(日)
会場:東京国立博物館 本館
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00
※金曜・土曜日は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし3月25日(月)は開館
観覧料:一般1,000円、大学生500円
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の者は無料、入館の際に年齢証明
※障がい者とその介護者1名は無料、入館の際に障がい者手帳等を提示
※有料イベント等は別途料金が必要
※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更になる場合あり、東京国立博物館ウェブサイトを要確認

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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