車検不正で指定取り消し ビッグモーター 茨城県内4店舗に処分 関東運輸局

ビッグモーター(資料写真)

国土交通省関東運輸局は16日、自動車の車検で一部点検や検査を実施せずに保安基準適合証を交付するなどの道路運送車両法違反があったとして、中古車販売大手ビッグモーターの茨城県内4店舗に対して、民間車検場の指定を取り消したと発表した。

関東運輸局によると、行政処分を受けたのは水戸市、日立市、つくばみらい市、阿見町の各店舗。4店舗では2021~23年、ディーゼル車の排ガス対策装置の点検未実施などの不正があった。不正に関わったとして、つくばみらい市と阿見町の店舗に対し、それぞれ自動車検査員1人の解任命令も出した。

このほか、埼玉県坂戸市と山梨県甲斐市の計2店も同指定を取り消した。

茨城県内の同社店舗を巡っては昨年10月、ひたちなか市の店舗を同指定取り消しとしたほか、つくば市の店舗を70日間の車検業務停止、石岡市の店舗を文書警告などとした。

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