冨安健洋の守備力はアーセナル随一?…“同僚”FWが「ドリブル突破が最も難しい相手」に選出

“守備のマルチロール”としてアーセナルに欠かせぬ存在となっている日本代表DF冨安健洋だが、チームメイトもその能力を高く評価しているようだ。

現在25歳の冨安は2021年夏に最大2300万ユーロ(約37億円)と報じられた移籍金でアーセナルへ加入し、当時3連敗中だったチームですぐさま右サイドバック(SB)の主力に定着。堅実なプレーで守備の立て直しに貢献し、初年度から公式戦22試合に出場した。在籍2年目はイングランド代表DFベン・ホワイトの右SBコンバートを受け出場機会を減らしたが、今シーズンは左右のSBを主戦場にここまで公式戦20試合に出場し1ゴール3アシストをマークしている。

ミケル・アルテタ監督が課す複数のタスクを卒なくこなし、攻守両面で存在感を放つ冨安。とりわけ対人守備における評価は非常に高く、アーセナルを復活に導いた41歳の指揮官も「彼はどんなフォーメーションでも、そしてバックラインのどのポジションプレーできる。我々のチームにそのような選手は他にいない。ディフェンス面ではおそらく私がこれまで見てきた中でも最高の選手の一人だ」と手放しで称賛するほどだ。

そんな冨安の対人守備の強さは日々のトレーニングでも健在のようだ。昨年1月からアーセナルでプレーしているベルギー代表FWレアンドロ・トロサールはYoutubeチャンネル『fubo』にて、「練習でドリブル突破するのが最も難しい相手」との質問に対し「冨安がタフな相手だと思う」と返答。正確なキックと卓越したテクニック、切れ味鋭いドリブルを誇るトロサールをもってしても、冨安を突破するのは至難の業のようだ。

なお、1月から2月上旬にかけてはAFCアジアカップカタール2023参戦のためチームから離脱していた冨安。現在は左SBを主戦場とするウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが戦列を離れているため、今週末に控えるバーンリー戦での出場に期待がかかる。

【動画】トロサールが冨安健洋について言及!

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