左:「満たされた女性」 右:「こちらも、満たされた女性」
アムステルダムを拠点に活動するアーティストのレイニー・モルナーさんは、選択的に子どもを持たない32歳の独身女性。言うまでもなく、彼女は社会の伝統的な理想像に沿わない女性が直面する「意見」をよく知っている。
「私はいつも厄介者だと思われてたの」と、モルナーさんはハフポストUS版に語る。「私は51個のタトゥーがあって、タブーなこともしょっちゅう話します。この4、5年間は、スーツケースを片手に3つの大陸を放浪してきたんです。学位はないし、運転免許もない。私の「普通」になぜか人々は意見を言いたがるから、自分なりにそれを消化しようとしたの」。
アーティストである彼女は、親近感の湧くイラストを自身の人気Instagramに投稿することを通じて、その気持ちを消化している。
「これからは、ビーチが私の体型を受け入れて」
モルナーさんのアートには、イラスト化された彼女自身もたびたび登場し、「満たされた女性像」や「理想のビキニボディ」などについて、ユーモアを交えながら、ステレオタイプを壊すべく疑問を投げかけている。
それぞれのイラストにはキャプションが添えられており、トピックに対する彼女の考えや経験について述べられている。
「満たされた女性」のイラストには、「私たちは自分のライフスタイルを選択する権利があって、それに謝る必要はない」とのキャプションが添えられている。「満足いかないものに落ち着く必要はないの。自分が満たされることを選ぶ権利があるんだから。それが、一軒家と3人の子どもであれ、世界をバックパックして回ることであれね。誰かのルールや偏見で自分を決めつけなくていい」
これらのイラストは、モルナーさんの80万人を超えるフォロワーの心をとらえた。
「満たされた女性像」の投稿に対して、1人の女性は、「人生は、『やる事リスト』であるべきじゃない。やりたい事で満たされるべき」とコメント。
「理想のビキニボディ」の投稿には、「分かる!最近、いつもより露出の多い水着を買ったの。これが私の体で、誰にも謝る必要はないってことを見せつけるためにね!」との反応もあった。
「相手は見つかった?「いつ結婚するの?」「子どもはいつ作るの?」
モルナーさんは、できる限りコメントを読んで、返信するようにしているそうだ。「世界中の女性たちがここで自分の経験をシェアし、コメントで盛り上がったり励ましあったりするのを見られるのはすごく素敵」
彼女は最近、フォロワーがコメントで投稿してくれた個人的な困難や不安、例えばメンタルヘルスの問題や、新米の母親に対する過剰な期待などを表現し、作品の幅を広げている。
左:「素晴らしいママ」右:「こちらも素晴らしいママ」
モルナーさんは、それぞれの作品で弱さとユーモアのちょうど良いバランスをとり、見る人にシンプルかつ力強いメッセージを残したいと話す。「あなたの人生の選択が誰も傷つけていないなら、それは『良い』も『悪い』もなく、ただ『個人的』なものでしょ」。
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モルナーさんのInstagramはこちら。
左:「31歳の頃の母」 右「30歳の私」
「体の見た目を気にするより、その体で何ができるか想像してみて!」
左「結婚→大きな節目」右「有害な恋愛関係を断ち切った→これも大きな節目」
「全ての女性が同じものを飲んで、食べて、同じだけ運動しても、みんな体型は違うもの」
左:「同世代の友達」右「:私」
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。