【ワシントン共同】米労働省が16日発表した1月の卸売物価指数はモノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より0.9%上昇し、伸び率は2カ月ぶりに鈍化した。ただ、市場予想の0.6%を上回り、インフレが根強いことを改めて示した。サービスの価格が2.2%上昇したのが全体を押し上げた。
モノの価格は1.7%低下。エネルギーが9.8%、食品が3.6%それぞれ下げた。変動が激しい食品とエネルギーを全体から除いたコア指数は2.0%上昇した。
総合指数の前月比(季節調整済み)は0.3%上昇し、伸び率は昨年8月以来、5カ月ぶりの大きさ。上がったのは2カ月ぶり。市場予想は0.1%上昇だった。