広島カープ 今シーズンの開幕投手は九里亜蓮~新井監督が本人に伝達

広島カープの今シーズンの開幕投手が、九里亜蓮に決定しました。

16日(金)に 新井貴浩 監督が本人に伝えたことを明らかにしました。新井監督は、「同期入団の(大瀬良)大地と争いながらここまで成長してきて、本人の開幕に行きたいという気持ちも感じるし、(キャンプでは)初日からブルペンも入っていた。ここ数年、彼の目標だったと思うので『よし、任せた』と伝えた」と九里を選んだ理由を語りました。

九里は、2014年に亜細亜大学からドラフト2位で入団。過去10年間で先発・中継ぎ問わず237試合に登板し、64勝をマーク。去年は開幕からローテーションを守り続け、12球団トップのイニング数を投げる活躍を見せていました。

プロ11年目での初の大役に九里は、「『開幕投手は亜蓮でいくので任せたぞ』と言っていただいた。先発投手としてやらなければいけないと思っていた場所。実際そこに選んでいただいたからにはいい準備をして、持っているものを100パーセント出し切れるようにやっていきたい。開幕まで1日も無駄にすることなく、できることをやっていきたい」と意気込みを語りました。

開幕投手には九里以外にも5年連続開幕投手を務めていた 大瀬良大地 や去年、チープトップの11勝を挙げた左腕の 床田寛樹 、侍ジャパン選出の 森下暢仁 が候補として挙がっていましたが、監督から各選手には「(九里)亜蓮でいくから」と伝えられたということです。

歩幅をせばめた新たなフォームに挑戦している九里は、キャンプの舞台を沖縄に移した初日の15日にもブルペンに入り120球を投げ込むなど、順調な仕上がりを見せていました。

新井監督2年目の船出となるカープの開幕戦は3月29日、DeNAと横浜スタジアムで対戦します。

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