北陸新幹線金沢―敦賀(福井県敦賀市)間の延伸開業まで1カ月となった16日、全国のみどりの窓口やJR西日本のインターネット予約サイトで、開業日3月16日の切符が一斉に発売された。JR富山駅のみどりの窓口は、一番列車などに乗ろうと鉄道ファンらの列ができた。
午前10時の販売開始を先頭で待った富山市の男性(41)は午前2時半から並び、「つるぎ」下りの一番列車の切符を購入。「富山・金沢開業時は富山駅のホームから新幹線に手を振った。一番列車がうらやましかったのでうれしい」と話した。
富山市の会社員、五十嵐彬宏さん(32)も同じ列車の切符を手にした。「当日は寝坊しないようにしたい」と喜びを語った。
JR西によると、「つるぎ」下りの一番列車は約1分で指定席が完売。「かがやき」も約4分で上下線が売り切れた。