米欧アラブ諸国高官が会談、ガザ戦争後の構想巡り協議=関係筋

Humeyra Pamuk John Irish

[ミュンヘン 16日 ロイター] - 米国、アラブ諸国、欧州の高官が16日にミュンヘンで会談し、パレスチナ自治区ガザの戦後に関する計画策定の進捗状況について協議した。イスラエルとサウジアラビアの国交正常化につながり得るという。関係者が述べた。

ミュンヘン安全保障会議に合わせ、ブリンケン米国務長官やサウジアラビアのファイサル外相のほか、ヨルダン、カタール、ドイツ、英国、フランス、イタリアの外相が会談。関係者によると、このような形式での会談は、イスラム組織ハマスがイスラエルを攻撃した10月7日以降で初めてという。

米高官は、会談の目的は米国、欧州、アラブ諸国が、戦後のガザ、イスラエルとサウジの国交正常化、イスラエルの地域への広範な統合と安全保障、パレスチナ国家への道筋、パレスチナ自治政府の改革方法などについてこれまでの議論を共有することとした。

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