“ダークホース”のペイサーズを英雄シャックが高評価「優勝まであと一歩」「必要なものを持っている」

インディアナ・ペイサーズは、オールスターまでの日程を31勝25敗のイースト6位で終えた。ボストン・セルティックスやミルウォーキー・バックスら強豪がいるなかで、殿堂入りセンターのシャキール・オニールは、ペイサーズが初のリーグタイトルを獲得する可能性もゼロではないとの見解を述べている。

ペイサーズは2022年2月に加入して所属3年目を迎えた23歳のハリバートンが、今季も平均21.8得点、リーグトップの11.7アシストと大活躍。今年1月にトレードでトロント・ラプターズから加入したパスカル・シアカムが移籍後の15試合で平均21.4得点、6.7リバウンド、4.8アシスト、マイルズ・ターナーが平均17.2得点、1.8ブロックの成績を残している。平均123.7得点はリーグ1位、平均122.3失点はワースト3位と、攻撃を武器とするスタイルだ。

イーストはセルティックス(43勝12敗)が首位に立ち、クリーブランド・キャバリアーズ(36勝17敗)、ミルウォーキー・バックス(35勝21敗)、ニューヨーク・ニックス(33勝22敗)、フィラデルフィア・76ers(32勝22敗)、ペイサーズと続く。

そのなかで、殿堂入り選手で現在はNBAアナリストを務めるシャックは『TNT』の番組『Inside the NBA』で、ペイサーズに関して「本当にいいチームだ。(優勝を目指すまで)あと一歩だ。あることが起これば、そこに到達できるかもしれない」と述べた。

「チャンスはある。世間は常に経験の話をするし、それは理解しているけど、俺もかつて経験値が少ない若いチーム(オーランド・マジック)でファイナルに進出した。彼らは必要なものをすべて持っている。特に、No.1ガイは正しいプレイをするからね」

シャックが“No.1ガイ”と称するのは若いハリバートン。「タイリースがいいのは、『うわ、ステフィン・カリーだ』となるんじゃなく、引き下がらないこと。3ポイントを撃てるし、トラッシュトークもするし、テクニカルファウルをもらったりもする。それを観るのが好きなんだ」と、アグレッシブな姿勢を評価する。

また、同じく殿堂入り選手でアナリストのチャールズ・バークレーは「素晴らしいトレードだった。彼(シアカム)はとんでもない選手だ」とシアカムの獲得に触れており、今後の浮上に期待を寄せていた。

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