長崎・川棚 家庭に眠るひな人形を展示 来月末まで

ひな人形やさげもんの前で写真に納まる子どもたち=川棚町、朝永多賀子記念ギャラリー

 東彼川棚町下組郷平島地区の古民家を活用した交流拠点「昭和館」に隣接する朝永多賀子記念ギャラリーで、家庭に眠るひな人形を展示している。3月末まで。
 館を利用する住民らが企画。家庭に飾る機会を逸した人形のほか、ハマグリなどの貝殻や布でこしらえた「貝雛(かいびな)」、つるし飾りの「さげもん」など約150体を展示。3歳の長女と訪れた近くの30代女性会社員は「娘はたくさんの人形に興奮し、さわろうとするぐらい喜んでいた。古い建物と人形が似合っている」と話した。
 開館は午後1時~4時。月、火曜休館。無料。3月2、3日には甘酒を振る舞い、和服で訪れた人にお土産がある。

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