【電気毛布を使用したまま寝たい】毎日7時間使用したら電気代はどれくらいかかりますか?

電気毛布の特徴・メリット

電気毛布とは、電気を利用して加温する毛布のことです。電気毛布の中には細い電熱線が通っており、そこへ電気が流れることで毛布の表面の温度が上がる仕組みです。敷き毛布として使うタイプのほかに、掛け敷き兼用やひざ掛けなどさまざまな種類があります。

電気毛布の主な用途は、眠る際に布団を温かくすることです。そのほかにも、冬のキャンプやスポーツ観戦、医療現場など、さまざまな用途で活用されています。

電気毛布のメリットは、軽量で持ち運びしやすいことです。1キログラム程度の製品もありますので、子どもや女性でも気軽に取り扱いやすいでしょう。洗濯できる製品が多いことも、電気毛布のメリットです。

電熱ユニットを取り外せば、洗濯機で丸洗いができるため、いつでも快適に使用できます。なかには、ダニ駆除機能を搭載した製品もありますので、アレルギーがある人でも安心して使えるでしょう。

電気毛布の電気代の目安はいくら?

電気代が安いことも、電気毛布のメリットです。電気毛布は、エアコンや電気ストーブなどの暖房器具と比べて消費電力が控えめとなっているため、電気代があまりかかりません。では、電気毛布を7時間くらい連続で使用したら、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

電気毛布の消費電力は製品や使用モードによって異なりますが、5~100ワットくらいとなっています。

大手メーカーから発売されている、ある電気毛布を調べてみたところ、掛け毛布(188×130cm)タイプの消費電力は、強が約46ワットアワー(表面温度:約53度)、適温が約24ワットアワー(約33度)、弱が約13ワットアワー(約23度)でした。強にすると表面温度がより温かくなりますが、その分だけ消費電力が高くなるため、電気代も高くなってしまいます。

反対に、弱は消費電力が少ないため、表面温度があまり上がらず、電気代を安く抑えることができます。

では、電気毛布を使用したら、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。電気代の計算は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×電力料金単価(円/kWh)」で計算できます。電力料金単価は、(公社)全国家庭電気製品公正取引協議会が示している目安単価の31円とします。

上記の計算式で計算すると、電気毛布の1時間あたりの電気代は強が約1.4円、適温が約0.7円、弱が約0.4円となっています。この金額をもとにして計算すると、1日7時間使用した場合の電気代は、強が9.8円、適温が4.9円、弱が2.8円です。電気毛布を7時間毎日使い続けた場合の1ヶ月間(30日で計算)の電気代の目安は、強が294円、適温が147円、弱が84円です。

電気毛布は電気代が安い! 電気代の節約には低い温度設定を

電気毛布は消費電力が低いため、電気代があまりかかりません。1日7時間使用した場合の電気代の目安は、2.8~9.8円です。1ヶ月間では、84~294円くらいの電気代がかかります。電気毛布は消費電力が低いため、長時間使用しても電気代が高くならないのがメリットです。それでも電気代が気になるときには、温度を低く設定して使用してみるとよいでしょう。

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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