Jリーグが「気候アクションサイト」新設…2018年以降、大雨等による中止試合数が激増

Jリーグは2月17日、気候アクションの取り組みをまとめた「Jリーグ気候アクションサイト」を新設したことを公式サイト上で発表した。

「Jリーグ気候アクションサイト新設にあたってーJリーグからのメッセージー」と題したリリースの中で、Jリーグは次のように発表している。

「この度Jリーグは気候アクションの取り組みをまとめた『Jリーグ気候アクションサイト』を新設しました。開幕30周年を迎えた2023年にJリーグは気候アクションを開始しました。この先30年、さらにその先もずっと、サッカーのある風景を未来につないでいくために、Jリーグ・Jクラブは、地域のみなさんと一緒にアクションを起こしていきます」

「そのためには、なぜJリーグが気候アクションに取り組むのかその想いをぜひ皆さんに知っていただきたいと考え、本サイトを通じて情報発信をしていきます。サッカーにも身近な課題である気候変動問題について、一緒に知り、気候アクションにともに取り組んでいきましょう」

また、公式サイトはJリーグ・辻井隆行執行役員(サステナビリティ領域担当)のコメントも掲載。地域密着を掲げるJリーグが地域の課題に向き合う「ホームタウン活動」や「社会連携活動(シャレン!)」に力を入れてきた一方で、近年は気候変動の影響によって活動基盤である社会そのものが脅かされつつある点を指摘。「Jリーグでも2018年以降、大雨等による中止試合数が激増しています」と、危機感を示した。さらに、夫馬賢治特任理事は「いま日本の各地域で、自治体、企業、金融機関、市民、NPOなどが一体となって気候変動に立ち向かっていく動きが始まっています。それに加え、スポーツにはみんなの気持ちを一つにしていく力があります。ぜひJリーグと一緒に、各ホームタウンでの連携を生み出していきましょう」と呼びかけた。

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