ブルージェイズがエスコバー、ボーグルバックとマイナー契約で合意

日本時間2月17日、ブルージェイズはエンゼルスからFAとなっていた35歳のベテラン内野手、エデュアルド・エスコバーとマイナー契約を結んだことを発表した。また、米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、メッツからノンテンダーFAとなっていた強打者、ダニエル・ボーグルバックともマイナー契約を結ぶことで合意に至ったという。エスコバーはダイヤモンドバックス時代の2021年、ボーグルバックはマリナーズ時代の2019年にオールスター・ゲーム選出。実績のある2選手を獲得し、選手層に厚みを加えた。

現在35歳のエスコバーはメジャー13年目の昨季、メッツとエンゼルスで合計100試合に出場して打率.226、6本塁打、31打点、OPS.613を記録。昨季は不振だったが、2017~22年には5年連続でシーズン20本塁打以上(短縮シーズンの2020年は除く)をマークしており、2019年には打率.269、35本塁打、118打点、OPS.831という自己最高のシーズンを過ごした。守備は三塁が本職だが、2017年に1イニングだけ務めた捕手も含め、全ポジションでの出場経験を持っている。

現在31歳のボーグルバックは体重122キロという巨漢のスラッガー。左腕が苦手のため、対右腕用の指名打者(または一塁手)として起用されることが多く、昨季はメッツで104試合に出場して打率.233、13本塁打、48打点、OPS.743を記録した。2019年に自己最多の30本塁打を放ち、2022年は規定打席不足ながら自己ベストの打率.238、出塁率.360、OPS.793をマーク。起用法が限定されるため、使い勝手の悪い選手ではあるが、左打席からのパワーは非常に魅力的である。

ブルージェイズは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.と遊撃ボー・ビシェット以外は内野のレギュラーが流動的。エスコバーはオープン戦でアピールできれば、開幕ロースター入りのチャンスは十分にあるだろう。また、指名打者には新加入のジャスティン・ターナーがいるものの、ターナーは三塁の守備に就くケースもあると予想されており、ボーグルバックにも開幕ロースター入りのチャンスがないわけではない。いずれにせよ、元オールスター選手の2人にとって、オープン戦でのアピールが極めて重要になる。

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