木原防衛相、辺野古を上空から視察 沖縄訪問、玉城知事と会談へ

航空自衛隊那覇基地を視察する木原防衛相=17日午前

 木原稔防衛相は17日、那覇市の航空自衛隊那覇基地を視察した。その後、同基地でヘリコプターに乗り、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古の埋め立て状況などを上空から確認。同日夕、玉城デニー知事と県庁で会談する。

 辺野古移設を巡り、政府は県に代わって軟弱地盤の改良工事に必要な設計変更を承認する代執行に踏み切り、工事に着手した。移設に反対する玉城氏は対話による解決を求めている。

 上空視察に先立ち、木原氏は那覇基地で、領空侵犯の恐れがある外国機に対し緊急発進するF15戦闘機などの説明を受けた。隊員への訓示で「南西地域の防衛体制の強化が喫緊の課題だ」と強調した。

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