ばちの使い方に苦戦 寒河江・児童たちが津軽三味線の魅力に心打たれる

津軽三味線を弾く児童=寒河江市・柴橋小

 児童が和楽器を体験する授業が16日、寒河江市柴橋小(鈴木智香子校長)で行われ、6年生46人が津軽三味線の演奏などを通じて伝統文化に触れた。

 山形市を中心とした県内の津軽三味線愛好家約30人でつくるグループ「流れ星」(桂紀寿忠代表)の会員10人が講師を務めた。花笠音頭や最上川舟唄など7曲を披露すると、児童は力強い音色を楽しみ、津軽じょんがら節では手拍子しながら盛り上がった。

 演奏体験で児童はばちの使い方に苦戦。手ほどきを受けてきれいな音が鳴ると、うれしそうな表情を浮かべた。村田朱浬君(12)は「ばちの握り方が独特で弦を打つのが難しい。先生たちはきれいに音を出せてすごい」。三味線の魅力に心を打たれていた。

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