体育の先生、やるぜブレイキン 村山地域の中学、イベント向け練習中

ブレイキンに挑戦する中学教諭たち=山形市・やまぎん県民ホール

 パリ五輪で初採用されるブレイキン(ブレイクダンス)の熱をさらに盛り上げようと、県内のダンスグループなどが出演するイベント「やまがたストリートダンスの日2024」が24日、山形市のやまぎん県民ホールで開かれる。村山地域の中学の体育教諭が、ブレイキンの特徴的なステップなどを入れたパフォーマンスを披露しようと練習に励んでいる。

 同イベントは2021年に初開催され、2回目の今回は、県内のダンススタジオなどでつくる実行委員会が主催する。中学教諭を巻き込んだダンスワークショップの企画は初。体育の授業にダンスインストラクターの派遣が増える中、教員がダンス指導しやすくなるようにとの思いを込めた。

 ワークショップで指導するのは、ダンサーでダンススタジオMPFのインストラクターを務める本間穂乃花さん(25)=ダンサーネーム・Neehao(ニーハオ)=と、尾形胡桃さん(24)=同・miru―k(ミルク)=の2人。教諭約10人が参加し、このうち7人がステージに立つ。

 アップテンポの曲に合わせ、床に手をついて円を描くようにステップしたり脚を伸ばしたりする「フットワーク」、手や頭を床に付けて脚を上げて停止するチェアなどの「フリーズ」を盛り込んだ。ブレイキンは初めてという山形四中の佐藤愛奈(えな)教諭(33)は「面白いし、達成感がある。自分が楽しいと思う気持ちを伝え、生徒の好きや楽しいを増やしたい」と期待する。

 イベント当日は午後2時開演で、2部構成。1部に中学教員が出演するほか、各ダンススタジオ、天童と山形城北の両高ダンス部、山形大ダンスサークルなど、小学生から大人まで登場する。2部は東北ナンバーワンを決めるブレイキン・ソロ・バトル「東北頂上決戦」に続き、東根市出身のTSY(ティーエスワイ)さんが所属するプロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS(ドリームズ)」がパフォーマンスする。チケットは全席指定で3500円。問い合わせはやまぎん県民ホールチケットデスク023(664)2204。

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