湿度と体感温度の関係とは?
湿度は体感温度を左右する要素のひとつです。湿度が低いと汗が蒸発しやすくなるため、同じ気温下でも寒く(涼しく)感じやすくなります。
エアコンなどの暖房器具で部屋を暖めると、室内は乾燥しやすくなります。これは、空気が蓄えられる水分の量が、温度によって異なるためです。温度が低くなると空気が蓄えられる水分の量は減るため、湿度が低下してしまうのです。
体感温度を上げるためには、部屋の湿度を一定以上に保つことが大切です。
加湿器を使用した場合の電気代はいくらになる?
エアコンを使用しながら部屋の湿度を上げるためには、加湿器を使用するのがよいでしょう。
しかし、エアコンと加湿器を同時に使用した場合「電気代が気になる」という人も多いのではないでしょうか。
加湿器には「気化式」「スチーム式」「超音波式」「ハイブリット式」の4種類があり、消費電力は種類によって異なります。
家電製品の電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で求められます。
例えば、消費電力20Wの超音波式の加湿器を24時間使用したと仮定して、料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会による目安単価31円をもとに計算すると「0.02kW×24時間×31円/kWh=約15円」です。毎日使用しても1ヶ月の電気代は約450円程度なので、その分、エアコンの設定温度を低く設定して節約するとよいでしょう。
節約しながら加湿する方法は?
より効果的に部屋を加湿するためには、消費電力の低い加湿器を使用したり、加湿器の作動時間を短くしたりする方法がおすすめです。簡単にできる節約方法には、以下のようなものがあります。
__・洗濯物を室内に干す
・観葉植物を多めに置く
・コップにお湯を入れて置いておく
・換気扇を回さずお湯を沸かす__
部屋を加湿して節約しながら暖房効果を高めよう
同じ温度でも、部屋が乾燥していると寒く感じ、湿度が高いと暖かく感じます。室内を効果的に加湿することでエアコンの効果が高まり、設定温度を低くできる可能性があるでしょう。
加湿器は種類にとって消費電力が異なるため、使用する場合はなるべく電気代が安く済むものを選ぶのがおすすめです。
また、加湿器の使用時間を短くできるよう、洗濯物を部屋に干したり観葉植物を多く取り入れたりする方法も考えてみるとよいでしょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー