【大根使いきりレシピ】さっと干すとおいしい! 大根の葉と皮の副菜2選

今が旬の大根。この時期、大根を使ったおかずが食卓にのぼる回数は多いものの、葉や皮は捨ててしまっているという人も多いのでは? ここでは大根の葉と皮を使ったおいしい小鉢を料理研究家の夏梅美智子さんに教えていただきました。このレシピを覚えておけば、大根を丸ごと使いきれますね。

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大根の葉と皮は干すとおいしくなる!

栄養豊富な大根の皮や葉を活用するには、さっと干してから使うのがおすすめ。短時間でも天日にさらすことで食感が変わり、素材の旨みが凝縮されます。お試しあれ!

干し大根の葉のさっと煮

やさしい味で、毎日でも食べたい煮物。
1人分97kcal

材料(2人分)

大根の葉……1本分
ちくわ……1本
【A】
だし……1½カップ
みりん……大さじ2
しょうゆ……大さじ1

作り方

❶大根の葉はバラバラにならないように根元で切り、さらに半分に切る。ハンガーなどに下げるか、ざるに広げて天気のいい日なら2時間ほど干す。

❷①を3㎝長さに切り、塩少々(分量外)を加えた熱湯で好みのかたさにゆでる。水にいったん取り、水けをしぼる。

❸ちくわは7〜8㎜厚さの輪切りにし、【A】と②とともに鍋に入れる。中火にかけ、煮立ったら弱めの中火にして、ときどき混ぜながら7〜8分煮る。

【Point】

大根の葉は(大根の水分を奪ってしまうので)、買ってきたらすぐに根元から切り落とす。干すには、ワイヤーのハンガーを使うと便利。

干し大根の皮のごま和え

食感が楽しい小鉢。
1人分62kcal

材料(2人分)

大根の皮……1本分
【A】
すり白ごま……大さじ1
砂糖、しょうゆ……各小さじ1

作り方

❶大根はピーラーで皮をむき、長さを3〜4等分に切る。できれば皮の表面を下にしてざるに広げ、天気のいい日なら2時間ほど干す。

❷熱湯で①を好みのかたさにゆで、ざるに上げる。水けをきって【A】で和える。

【Point】

2時間ほど干しただけでも、水分が抜けてかなりしんなりする。量も減るので、大根1本分くらいはいっぺんに干してもOK。

※この記事は「ゆうゆう」2013年2月号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。


監修者
料理研究家 夏梅美智子

料理研究家のアシスタントを経て独立後30年以上、雑誌、広告、テレビなどで10000点以上のレシピを提案。身近な食材を使った、作りやすくておいしい家庭料理が好評。『続くお弁当』『健康お酢レシピ』『作りおきの便利帳』(以上、主婦の友社)など著書多数。

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