農林業でドローン大型化 積載3倍、散布や運搬に活躍

液体肥料をまく大型ドローン(シーアイロボティクス提供)

 農林業でドローンの大型化が進んでいる。大分市のciRobotics(シーアイロボティクス)は従来の3倍超となる、70リットルの農薬や液体肥料を積載できるドローンを販売。農薬散布の範囲が広がるため、作業の効率化に役立つ。山間地の資材輸送のほか、被災地への物資運搬で活躍が期待されている。

 同社のドローンの積載量はこれまで10~20リットルが主流だったが、全長約4メートルの大型ドローンの販売を2023年5月に始めた。

 従来は積載量が制限されるため、種類が限られる高濃度の薬剤を使うことが多かった。大型ドローンなら、普段使っている地上と同じ濃さの農薬を使える利点もある。

© 一般社団法人共同通信社