もっこりした背中がスッキリと!? アラフィフ編集者が「肩甲骨ストレッチ」を試してみた(後編)

なんだか最近、太りやすくなった。そして痩せにくい…。身体の調子も悪いみたい。

もしかすると、デスクワークやスマホで丸まった背筋が、その原因のひとつかもしれません。アラフォーの体型&体調管理に「ちょい足しするといいもの」について、『魔法の美やせ&美姿勢ベルト』筆者の長坂靖子先生にお話を伺いました。

最終回である本記事では、オトナサローネ編集部 星が、長坂先生のストレッチを実際に2週間行い、そのビフォーアフターをご紹介します。

1週間もたたないうちに感じたのは、「背中をうまく使えるようになってる」ということでした。ピラティスに行っても、いつもより背中が床にピッタリ付く感じを得ましたし、腕を動かすときに肩甲骨ごと動かせているイメージがわきました。

このイメージこそが、「ストレッチだけで背中が変わっていく」重要なカギなのでは…?と思いながら、迎えた2週間目。ドキドキしながら写真を撮りました。結果は…

ちょっとマシになってる!?

ビフォーアフターを並べると、こんな感じ 次ページ

(左がbefore、右がafter)

肩のラインが変わったし、背中もキレイになっています。

トップスは、どちらも超適当にかぶっただけなのですが、beforeよりafterのほうが曲がらずに着られているのは、体のラインが整ったせいかな?と思いました。

実際に私がストレッチをやっていたのは、1日5分程度だったと思います。しかしながら、朝「正しい立ち方」意識することによって背中にスイッチが入る感覚がありました。そして昼休みにストレッチを行うことにより再度背中のスイッチが入りなおし、結果として、1日中背中が矯正されているのと同じ効果が得られたのだと思います。

矯正された背中は保てるの?いつまでもキレイでいるために、長坂先生からのアドバイス 次ページ

矯正された背中は保てるの…?いつまでもキレイでいる極意は

──思った以上に効果があり、驚きました。この効果を保つためには、どうしたらよいのでしょうか?

背中をキレイに保つポイントは、ズバリ「姿勢」です!

それが唯一のポイントと言ってもいいでしょう。筋肉を維持するためには筋トレが必要なのでは?と思うかもしれませんが、こと姿勢に関しては、いったん正しい姿勢を身に付けたら重力に抗う「抗重力筋」が勝手に働いてくれますから、何もしなくてもいいんです。

良い姿勢が習慣化できれば、常に姿勢の筋肉が使われている状態になるんです。

呼吸もとても大切です。呼吸をとめて体を動かしても、全身への巡りがうまくいきません。美姿勢を身につけるストレッチをするときは、必ず呼吸に意識をおいてくださいね。

長坂先生からのメッセージ 最高のアンチエイジングとは 次ページ

先生からのメッセージ 美姿勢は最高のアンチエイジング

「いつまでも若々しく健康でいたい!」

というのがみんなの願いだと思います。それを叶えるために大切なことは何だと思われますか?いい姿勢でいることはもちろん一番ですが、姿勢というのは身体の状態と心の状態がダイレクトに出てしまうものです。

キレイになりたいと筋トレやダイエットばかりして身体にストレスをかけるのでなく、心が喜ぶことをすることも大切です。やみくもに我慢するのではなく、お酒やお食事を楽しみ、暴飲や暴食はしないように気をつける。

心が喜ぶように「健康ですこやかな身体をいかに保っていくか」が大切だと考えます。

──ありがとうございました!

© 株式会社主婦の友社