【フェブラリーS/穴ライズ】「前走は完全に度外視、ぶっ飛んでくる脚はある」 前日“8人気”前後の盲点

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■タガノビューティー

3番人気に支持された前走の根岸Sは、後方追走から上がり3位の脚で追い込むも13着に沈んでいる。スタートで躓いた上に、前が止まらないスローの展開では出番がまったくなかった。力を出し切ってのものではないだけに、度外視していい結果。

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昨年は5月に行われたかしわ記念で、勝ち馬メイショウハリオのクビ差2着に善戦。そして11月には、武蔵野Sでドライスタウトの2着に迫っている。今年で7歳を迎えるが、ハマったときの末脚の威力にいまだ衰えはない。

東京ダートマイルは【3.3.2.3】と安定した成績を残しており、まさに絶好の舞台。スプリントの先行馬が多い今年は、前傾ラップとなりそうでいかにもこの馬に展開が向きそうだ。さらにレモンポップやウシュバテソーロ、ドライスタウトなど、ダート主役級の馬が今年は不在で、比較的楽な相手関係。前走の大敗によって馬券の妙味も増しており、ここは絶好の狙い目だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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