これは私が小さい時、幼稚園のクリスマスパーティーで起こった実体験です。当時の記憶があいまいなため、大人になってから聞いた母目線でお話をさせていただきます。
転園
私には年中の娘がいます。子どもが小学生に上がる前に、居住地を定めようと夫婦で話し合い、この度マイホームを購入しました。
マイホーム購入に伴い、娘には通っていた幼稚園からマイホーム付近に幼稚園に転園してもらうことにしました。
これまで通っていた幼稚園は公立の幼稚園でしたが、転園先の幼稚園は私立。そして転園先の幼稚園にはキリスト教の教会が隣接されている構造で、「同じ幼稚園でもこんなに雰囲気が違うものなんだな。」と思ったことを覚えています。
園のクリスマスパーティー
幼稚園を転園してしばらく経ち、ようやく娘も新しい幼稚園になじんできました。お友達もできたようで、母としては一安心。
そんなタイミングで、幼稚園のイベントでクリスマスパーティーがあるとお知らせが来ました。クリスマスパーティーには保護者も参加するスタイルだったため、当日私は仕事をお休みしてクリスマスパーティーに参加することに。
クリスマスパーティー当日
クリスマスパーティー当日、いつものように子どもの身支度をし、私も準備を済ませ幼稚園へ。
幼稚園に到着したら、驚愕することになりました……。なんと、クリスマスパーティーに来た保護者の方や園児はみんなドレスコードでかしこまったきれいな恰好をしていたのです!
この幼稚園はキリスト教の教えをおこなっていて、クリスマスは特別な催しだったことに、このとき初めて気がつきました。
普段のイベントや参観日は、保護者も園児も普段通りの服装。私はクリスマスパーティーも同様だと思い込み、私と娘はいつも通りの普段着で参加してしまいました。
現在
娘の幼少期のビデオテープが残っており、子どもの成長を見返すため、いまでもときどき当時のビデオを見ます。
ビデオでそのクリスマスパーティーの日の映像が映るたび、娘だけ普段着で目立ってしまっていて、いまでも恥ずかしくなってしまいます。事前に先生やママ友にクリスマスパーティーがどんな雰囲気なのか聞いておけばよかったと後悔しています。けれど、当の本人は先生やお友達と楽しそうに過ごしていたのがせめてもの救いでした。ビデオに映る娘の笑顔を見ると、参加してよかったと思う自分もいます。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A