鎌倉市大船にある三菱電機株式会社情報技術総合研究所の研究員・亀山俊平さんが、このほど「IEEEフェロー」に昇格・認定された。
IEEE（Institute of Electrical and Electronics Engineers）は、電気・電子工学および情報通信工学分野における世界最大規模の学会であり、世界160カ国以上に約42万人の会員が所属している。
「IEEEフェロー」は、全IEEE会員の中でも卓越した成果を挙げた上級会員の中から選出される最高位の会員資格で、2024年に日本からフェローに昇格した11名のうち、民間企業における昇格者は亀山さんのみだという。
今回、亀山さんは大気環境計測分野において、光ファイバー型光回路と当社独自の光制御技術に、高度な大気科学知識を融合することで、風速やCO2濃度の安定的な遠隔計測を可能にするライダー（LiDAR：Light Detection And Ranging）の技術開拓と普及に貢献したことが評価されたとのことだ。
この技術は、風力発電の発電効率の向上や、航空の安全確保、地球温暖化の監視などに活用されるという。
なお、三菱電機グループからは今回、米国の現地法人であるMitsubishi Electric Research LaboratoriesのJonathan Le Roux研究員もIEEEフェローに昇格・認定されたことがあわせて発表されている。
問い合わせ
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所 （問い合わせフォーム）
